モータードライブMA
申し訳ない、私は持っていない。偉そうに「Aシリーズに萌え萌え」なんてホームページを立ち上げたくせに、このA−1の象徴ともいうべきモータードライブMAを持っていない。早く手に入れてこのページを書き換えなくては。言い訳をさせていただきたい。
(1)高い
通常モータードライブMAの中古は安いものでも2万円以上はする。私が日本にいた1999年現在はそうであった。ワインダーAなら8,000円もあれば適当なものが見つかる。「安く節操なく」をポリシーとする私にとっては自動巻き上げ装置に2万円と言うのは若干抵抗があるのだ。
(2)ワインダーAを持っている
もちろんワインダーAとの違いはわかっている。秒間2コマと秒間5コマでは比較にならない。ただ、ファミリーカメラマンの私にとってはとりあえず秒間2コマで不自由は感じていないのだ。年に数回飛行機の写真を撮るときは、「モードラがあってもいいなぁ」と思うのだがその気持ちは長続きしない。自動巻き上げ装置はあるのとないのでは大違いだが、秒間2コマとはいえワインダーがあればモータードライブの必要性は大きく低下する。それに秒間5コマで調子にのって撮ったら、あっという間にフィルムとお金がなくなるだろう。
(3)電池が12本もいる
秒間5コマという超日常的な性能を出すために、バッテリー12本というこれまた超日常的な電池の数を要求する。あなたの周りに乾電池12本を要求する電化製品があるだろうか?18Vだぞ!、車のバッテリーを上回る電力が必要なのだ。当然重量もバカにななない。
(4)予想される使用頻度が低い
私はワインダーAであってもそれほど連写はしない。ひとコマひとコマ撮影するのが私の(と言うよりごく一般的なアマチュアファミリーカメラマンの)撮影スタイルだと思う。「ワインダーがあるのに、高いお金を払ってモータードライブを買って、12本も電池を入れて、しかもあまり使わない」ではあまりに情けない。
モータードライブMAを持っていらっしゃる方は実際どうなのだろう。私の今思っていることは、あくまでモータードライブを持っていない者の発想であり、井の中の蛙の域を出ていない。ひょっとしてモータードライブを手にしたら、今まで見えていなかった素晴らしい世界がそこに広がるのだろうか。
2001年10月7日ついに買ってしまいました。