AE−1とAT−1はどこまで同じか?
AE−1とAT−1は同じ部品を多用しているいわゆる一卵性双生児です。基本的には先行発売されたAE−1を改良して作ったとされています。それではAE−1とAT−1はどこまで一緒なのでしょうか?検証してみたいと思います。
トップカバー
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部品レベルでトップカバーを見てみると、とてもよく似ていますが別物です。同じ物から加工したものでもありません。全く別物です、正面から見て左側はそっくりですが、しかし右側にはかなり違いがあります。AE−1にあったバッテリーチェッカーボタンがAT−1にはありません。また、AT−1はシリアル番号のあるあたりが膨らんでいます。この膨らみはAE−1にはありません。分解してみるとわかるのですが、この膨らみの中は露出計のメーターです。なぜかAT−1のメーターはAE−1より高さがあり、そのメーターを納めるためにこの膨らみが出来ています。
電子回路
AE−1 | AT−1 |
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電子回路の詳しいことはわからないのですが、当然ですが互換性はありません。機械的な部品はほとんど同じなのですが、電気的には別物と考えた方が良さそうです。使っているチップも別物です。
ボディ
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ボディは同じだと思います。露出補正ボタンと露出読みとりスイッチはAE−1にあってAT−1にない物ですが、AT−1はこの部分のスペースにプラスチック製の蓋をしてあります。
その他のパーツ
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AE−1 | AT−1 |
巻き上げレバーやシャッターダイヤルは一緒です。ただ、ロットの差かもしれませんが、巻き上げレバー内部の部品が少し違いました。軍艦部以外のメカ的な部分は同じだと思います。底板の中も区別がつきません。
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