キヤノンEFリペアマニュアル

品名:キヤノンEFリペアマニュアル

メーカー:National Camera

落札時期:2000年4月

落札価格:$19

アメリカはDIYが盛んです。ものが壊れたらとりあえ電子レンジの修理マニュアル、頼まれても修理したくありませんず自分で直してみるのが普通なようです。友達の家に遊びに行ったとき、子供達が見ていたビデオが突然テープを巻き込んで止まってしまいました。私の友人は躊躇なく、ドライバーを取り出しデッキの分解を始めました。巻き込みは治りましたが、どうもビデオ自体に問題があるようで最終的には買い換えたようです。しかし、壊れたら迷わず分解するところにアメリカ人を感じました。

そう思って気をつけてみていると、アメリカにはあらゆるものの修理マニュアルが売られています。ビデオはもちろんのこと、洗濯機、電子レンジ、はては家庭内の電気配線や家そのものに至るまで、ちゃんとマニュアルが売られていて、自分の責任において修理が出来るようになっています。日本なら電気工事士か何かの資格が必要ではないかと思うものまで、修理の方法が公開されています。まあ、電子レンジはさすがに素人がやるのは危険だと思うのですが。

電子部品の固まり、EFのトップカバーをはずしたところ

そんな環境ですので、アメリカはカメラの修理についても日本以上に情報、工具ともに入手しやすい状況にあります。日本でカメラ分解用の工具をそろえようとすると本当に一苦労なのですが、アメリカでは簡単に手に入ります。カメラの分解には特別な工具が必要です。特にカニ目回しと言われる、ねじ回し(?)は必需品です。カニ目回しはレンズや巻き上げレバーを外すのに必要な工具なのですが、日本ではこれがなかなか手に入りません。東急ハンズにいけば、ジャパンホビーツールと言う会社が出しているカニ目回しがありますが、大きさにも制限があり、万能というわけには行きません。e−bayではないのですが、私はアメリカに来てすぐ、通信販売でカメラ修理用の工具一式手に入れました。日本では夢のような話です。私も日本ではスナップリングプライヤを代用していたのですが、専用工具にはかないません。

工具と同様に、修理マニュアルも豊富に流通しています。日本で分解したときは、失敗した経験を元にある程度予測して分解をしていました。もしくは、インターネットを検索して貴重な先人の知識を分けていただきながら分解、手入れをしていました。e−bayを覗けばたいていのマニュアルは手に入ります。マニュアルの質に善し悪しはあるのですが、とりあえず、地図なしに宝探しをする無謀からは解放されます。私もアメリカにいる間に、修理マニュアルをある程度集めておこうと考え、収集に取りかかりました。第一段がキヤノンEFです。

このオークションは特に競合することも

なく最低価格で落札できました。ちょっと手作りっぽいマニュアルのコピーですが、必要十分な情報がありますのでよしとしましょう。









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