ハネウェルペンタックス SP

品名:ハネウェルペンタックス SP
メーカー:旭光学
落札時期:2000年12月
落札価格:$60
その他:CARSEN 135mm f2.8,、Walz EV-LV METER(入射式露出計)、ペンタックスメーター、ストロボ

 ペンタックスSPは日本に帰ればあるのですが、この付属品の多さに心を引かれつい入札してしまいました。それにしても、付属品にペンタックスメーターがついてますがこれはSP用のアクセサリーではありませんね。でも実はこのペンタプリズムに取り付けるメーターのデザインが好きで、ペンタックスメーターの完動品を探していたんです。日本に置いてあるS2スーパーにつければ見るからにスーパーなカメラになります。

 値段は妥当なところで落ち着きました。ネットオークションならこれくらいがいい線だと思います。ネットオークションの場合はやはり、手に取ってみられないと言うリスクは少なくありません。よく、中古の相場価格を最低入札価格を設定する出品者がいますが、これではネットオークションの意味がないと思います。もちろんそんな場合は入札しなければいいのですが。
 ネットオークションでカメラを買う場合はフリーマーケットと同じようなリスクを伴います。よほど精通した人でもなければ、素人修理の痕跡はなかなかわかりません。極端な話シャッター鳴きバリバリのA−1にCRC556をふりかけてとりあえずシャッター鳴きを消して、完動品として売られているカメラがあるかもしれません(ちなみにCRC556をふりかけたカメラは底板を開けて臭いをかげば一発でわかりますが)。中古カメラ屋さんで売られているカメラは、少なくともプロがチェックしているわけですから、信頼がおけるお店であればハズレをつかむ確率は少なくなります。ネットオークションはそれなりのリスクを押して買うわけですから、出品者も中古の販売価格ではなく買い取り価格を参考にして値段を付けて欲しいものです。

 SPはハネウェルペンタックスである以外は特に変わったことはありませんでした。デザイン的にはアサヒペンタックスのロゴの方が好きです。Walzの露出計はセレン光電池式で完動品なのですが、メーターがEV値しか示さないため、使いにくいことこの上ありません。と言うか面倒くさくて使えません。
 さて、135mmのレンズですがCARCENと言うメーカーのレンズのようです。私はこのメーカーを知りません。聞いたこともありません。国籍も書いてありませんでした。自動絞り用のピンもついていませんから、かなり前のレンズのような気がします。全金属製で重量もかなりあります。実際に撮影してみたのですが、カラーには向いていませんでした。発色がいまいちです。コントラストも低めです。SMCタクマーの135mmf3.5と比較したのですが、その差は歴然としていました。今度はモノクロで試してみようと思っています。

 全般的に見て良い買い物だったと思います。





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