メーターの下のLEDが点滅した
AE−1のファインダー内にある赤いLEDは基本的に正しい露出が得られていないことを示しています。点滅するパターンはいくつかあります。
1.露出不足
選択されたシャッター速度では適正露出が得られない場合に点滅します。メーターは正しい露出を表示し続けますが、レンズの開放絞り値を下回ると点滅を開始します。この場合はシャッター速度を遅くします
2.ASA感度に対応するシャッター速度の連動範囲を超えている場合
AE−1はASA感度によって露出計が連動するシャッター速度に制限があります。ASA100の場合が1秒まで、ASA400の場合は1/4秒までです。これを下回るシャッター速度を選んだ場合はメーターが下側に振り切れ、LEDが点滅します。この場合はシャッター速度を連動範囲内にするか、マニュアルで撮影します。点滅したままシャッターを切るとレンズは開放絞り値になります。
AE−1露出計連動範囲 | |
ASA感度 | 連動範囲 |
25-50 | 2-1/1000秒 |
100 | 1-1/1000秒 |
200 | 1/2-1/1000秒 |
400 | 1/4-1/1000秒 |
800 | 1/8-1/1000秒 |
1600 | 1/15-1/1000秒 |
3200 | 1/30-1/1000秒 |
3.シャッター速度がバルブの場合
シャッター速度をBに設定すると点滅します。
4.専用ストロボの露出不足
専用ストロボを使用し、充電が完了するとシャッター速度は1/60、絞りはストロボで設定した値に自動的にセットされます。このときストロボ側でカメラのレンズの開放絞りよりも明るい絞り値を選んだ場合、LEDが点滅して警告します。