ＦＤ　レンズ　ｉｎ　ＵＳ．ＮＡＶＹ

　すべてe-bayで手に入れた。ＮｅｗＦＤ３５ｍｍｆ２．８、ＮｅｗＦＤ５０ｍｍｆ１．４、ＮｅｗＦＤ１００ｍ

ｍｆ２．８の３本である。。１００ｍｍだけはちょっと特別仕様で、ピントは無限遠固定、絞りもＡマークに相当する位置で固定されている。ただ、他のオークションでノーマル仕様のネービーバージョンＮｅｗＦＤ１００ｍｍｆ２．８があったので、この３本は海軍で正式に採用されたもののようだ。そのほかＮｅｗＦＤ２００ｍｍｆ２．８や３００mm、２８ｍｍ、２０ｍｍも見たことがある。おもしろいのは明るくて高価なレンズは選ばれず、開放Ｆ値が暗い方を選んでいる。この辺りも実用主義の軍隊ならではと言えるかもしれない。そういえば軍用ライカの決定版、ＫＡ−７Ｅもレンズはあえて安価なもの作らせて採用している。

　どのレンズも付け根の部分にＵＳ．ＮＡＶＹの刻印があるが、よく見ると銀色のペイントで刻印されているものと白いペイントで刻印されているものがある。私の場合は３５ｍｍ、５０ｍｍが銀色、１００ｍｍが白だったた。どちらかというと銀の方が高級そうに見える。

　海軍が採用したレンズが他にもあったのかどうかというのは非常に興味のある話題なのだが、私がe-bayを２年半に渡り見てきた結果から言うと、ほとんどなかった。この３種類のレンズは年間数回の割合で登場する。２００ｍｍや３００ｍｍの方はあまり見かけないが、決してないことはない。そのほかのレンズ、特にズームレンズは見たことがない。あるとしても少数か、流出するルートがないのだろう。
　そもそもどうして海軍のカメラやレンズばかりが流出するのかも疑問である。誰かが横流しをしているのだろうか？しかしe-bayに出回っている量は横流しで説明の付く量ではないから、案外軍から正規のルートで払い下げられているのかもしれない。偽物の可能性も否定できないが、アメリカではＵＳ．ＮＡＶＹものであってもさほど値段は上がらないから、偽物を作る意味もないと思う。こう考えるとＵＳ．ＮＡＶＹカメラ・レンズは謎だらけである。














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