(4)操作感覚

これもA−1対XDの対決で良く攻められました。Aシリーズのカメラ、特にA−1がそうなのですが、巻き上げレバーの感触がいまいちなのです。こういうのは「感覚的なもの」で片づけたいところなのですが、実際問題本当に良くないんです。ゴリゴリした感じと言うか、巻き上げていてトルクが一定していないと言うか、なんとも言い難い感触なのです。シャッター自体や巻き戻しには問題はありませんからなんとも残念です。まあ、カメラというのは巻き上げレバーを巻き上げることによりシャッターをチャージしたり色々な部分を動かしたりしますので多機能になった分、滑らかにするのが難しかったのでしょう。ところが、A−1だけでなくNewF−1もさほど滑らかではないですね。一番古いタイプのF−1はなめらかで素晴らしいのですが、巻き上げ角を小さくするようになってから、巻き上げの感触は明らかに悪くなっています。素人目には簡単にみえるんですが、NewF−1でも十分に解消できなかったわけですから、案外根が深い問題であったのかもしれません。

対処としては二通りあります。

(ア) 我慢する

(イ) ワインダーかモータードライブを買う

積極的な対処として私は(イ)を強くお勧めします。そもそも連写一眼のキャッチフレーズで出たAE−1とそれに続くシリーズですから、ワインダーを使わない手はありあません。AシリーズのワインダーはA、A2の2種類ありますが、一般的な用途ならAで十分だと思います。A2になるとシングルと連写の切り替えが出来たり、リモコンがつけられたりしますが中古市場ではかなり値段の差がありますので、巻き上げるだけならAで十分だと思います。


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