アメリカソフト事情
初めに申し上げておきます。この話題はカメラとは関係ありません。あしからず。
マイクロソフトの新しいオフィス、XPがアメリカで発売になりました。日本語版もまもなく発売です。まあ、しかしマイクロソフトのソフトは高いですね。その昔MS−DOSの頃、定番ワープロソフトだった一太郎はそれ1本で6万円近くしましたが、マイクロソフトのオフィスはそれに匹敵しますね。今、ソフトの値段は下がる傾向にありますが、マイクロソフトの強気の姿勢には思わずため息がでます。
先頃広告にのっていた店頭価格ですが
XP プロフェッショナル スペシャル (アップグレード) | $479.99 |
XP プロフェッショナル | $579.99 |
XP プロフェッショナル (アップグレード) | $329.99 |
XP スタンダード | $479.99 |
XP スタンダード (アップグレード) | $239.99 |
と言う感じです。まあ、人気高性能ソフトが4本以上付いている値段ですから、一概に高いとはいえないかもしれませんが、私としてはせめてアップグレード料金の方はもう少し財布に優しくして欲しいと思います。アップグレードのユーザーは少なくともある時点で5万円近いお金を払って新品のソフトを買っているんですから、そんな固定資産税のようにアップグレード料金を求めなくてもいいのではないでしょうか。これでは本当に税金と同じです。ソフト開発者に言わせれば、「それくらいの手間はかかっている」そうなのですが、MSオフィスの場合は間違いなく大量に売れるわけですからリスクが低い分それを値段に反映させて欲しいものです。とは言うもののロータス123が影を潜め、三四郎ってまだあるんですか?一太郎も一時期の勢いはなく、ワードパーフェクトなんてみたことないと言う状況では殿様商売したくなる気持ちも分かりますね。こと、ソフトに関してはDOSの頃は健全でした。こうしてみるとWINDOWS95はマイクロソフトにとっておいしい製品でしたね。ロータスも一太郎も32ビット化が遅れて、その隙にMSオフィスがシェアをのばしたわけですから。こんな商売の仕方、今なら独占禁止法が作動しそうなもんですが、1995年当時はそれほど風当たりも強くなかったのでしょう。たしかMACとの訴訟が盛んだった頃ですね。
ところが、話がこれだけでは終わらないのがアメリカです。MSオフィスのソフト自体はそれほど安くないのですが、お店によっていろいろおまけが付いてきます。先週末の広告に載っていたおまけを拾ってみました。
A店(総合電器ショップ)
レックスマーク製プリンター Z22 | 通常の店頭価格$80 |
オフィスを買ってプリンターが付いてくるというのは悪い話ではありません。このZ22と言うプリンター、実は私も持っているのですが(お金を払って買いました)、とりあえず通常の使用なら問題ありません。ごく普通のインクジェットプリンターです。
B店(パソコンショップ)
ソフトてんこ盛り
ノートンシステムワークス |
IBM Via Voice |
Ulead ビデオスタジオ5(私は先月これを$80で買いました) |
CD−R作成ソフト |
フォトレタッチソフト |
CD−Rラベル作成ソフトセット 等々 |
総額$400以上のソフトが付いてきます。まあ、いらなさそうなソフトもありますが、古いソフトの処分というような感じでもなく、お買い得感はより大きいですね。ただ、何となくなのですが、パソコン本体を買ってソフトが付いてくる話はよくありますが、ソフトを買ってソフトが付いてくるのは何か違和感を感じます。
C店(総合電器ショップ)
IOMEGA 12x10x32 Internal Zip CD-RW Drive |
IOMEGA 100MB Portable USB Zip Drive |
IOMEGA 6Pack 100MB Zip Disk |
IOMEGA Back Up Soft |
私のパソコンのOSは日本語版Windows98seなので、英語版のXPは別にいらないのですが、それでも一瞬買おうかなって思ってしまうようなおまけです。本体よりおまけの総額の方が高いです。別に旧式になってどうしようもなくなった製品ではありません。私が使っているCD−RWドライブより、はるかに高性能です。
本当にあの手この手で購買意欲をそそってくれるアメリカって好きですね。でも、英語版XPだけは絶対買いません(自分に言ってます)。日本に帰ってから日本語版をザコン館で買います。
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