ミノックスB
 

だいぶ混んできました

とってもかわいい現像タンクです
ミノックスBです。ケースが渋い。
操作部分の拡大図。使い方はホームページの助けを借りました。

 開場してから、2時間近く経過しました。初め少なかったお客さんもだいぶ増えてきました。大盛況でしょう。ただ、気のせいかもしれませんが、売れ行きはそれほどでもないような気がします。「あっ、いいなっ」と思ったカメラが次に来たときになくなっていることはほとんどありません。

 さて、ミノックスですが、実は私、ミノックスは持っています。ミノックスECと言う固定焦点のAE機です。これは比較的最近の機種でミノックスの中では初心者向けの「サバけた」機種と言っていいでしょう。このカメラはアメリカ人の友達からとある労働の対価としていただきました。しかし、アメリカと言っても田舎町ではミノックスのフィルムは簡単には手に入りません。プリントするにも時間とお金がかかりそうで、二の足を踏んでいました。メインになって日々愛用するようなカメラではないですし、しかしせっかくだから使ってはみたい、と言う気持ちをずっと持っていました。シグネット40を買ったお店をくまなく見ていると、おおっ、なんとミノックス用の現像タンクがあるではありませんか。「これさえあれば少なくとも現像の心配からは開放される」と思いました。ミノックス用のタンクはもう生産されていないようで、「見つけたら即買い!」と言う情報をホームページで見たことがあります。値段は$45。高いでしょうかねぇ。でも、ここで見逃すと二度と手に入らないでしょうから、思い切って買うことにしました。

 と、これで終わらないのが私のいいところであり愚かなところなのですが、同じ店にミノックスBも売っています。$120です。実は私、昔使ったオリンパスペンEE以来、あまり固定焦点というのが好きではありません。もう25年も前の話ですが、固定焦点のペンEEのピントがいまいちだったのです。いまにして思えばあのペンEEは単に壊れていただけの様なのですが、それがトラウマになっているようです。「せっかくミノックス用の現像タンクを買うのに、ミノックスECの写りが今ひとつだったら悔しい。」これこそ絵に描いたような「本末転倒」です。どこの世界に現像タンクを使うためにカメラを買うアホがいるでしょうか?ここにいるのです。
 ミノックスBが$120って安いですよね?日本の相場がいくらか全然知らないのですが(勉強不足!)結局勢いで買ってしまったのでした。



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