最初のお買いあげ

国産がいまひとつなら舶来があるさ、と言うわけで目を海外モノに向けてみた。すごいモノがあるわけではないが、とあるお店の片隅で見つけたのがコレ。私の好きなレンズシャッター式の一眼レフである。コダックレチナレフレックス一族である。セレン光電池式の露出計がついており、ファインダー内で確認が出来るようになっている。この世代のレチナレフレックスはレチナIIIC用のレンズは使えない。もっとも、レチナIIICのレンズが使えるのはごく初期のものだけだが。と言うことは、私の手元にあるレンズは使えないわけで、これだけならそれほど欲しくなるカメラでもないのだが、このカメラには交換用のレンズがついていたのだ。この、双眼鏡を半分に切り落としたようなレンズがレチナフレックス用の交換レンズである。しかもこのレンズはなんとズームレンズ(と言うよりは多焦点レンズ)なのだ。焦点距離は350mm〜450mm。私の持っているどのレンズより焦点距離がでかいのだ、このレンズは。開放値はもちろん書いていないが、レンズをつけてファインダーを覗くとピント合わせができないくらいだから、これは相当暗いレンズであろう。写りもたぶん最悪であろう。でも、どうしてもこのゲテモノレンズを手に入れたくなってしまった。値段は$65。レンズ付きなら、まあ妥協できる値段では無かろうか。まだ、撮影していないが、是非このサイトで公表させていただきたい。いわゆる怖いモノ見たさである。

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