さて、マンハッタン島の外に宿を取った以上、車でマンハッタン島に入らなければなりません。高速道路から直接いける方法があったので、とりあえずそれで行きます。トンネルをくぐって島に入るルートです。1回$3は高いと思うのですが仕方ありません。やけに警官がいるのが気になりましたが、とりあえず1日目は無事通過しました。

      翌日、今度は朝マンハッタン島に向かったのですが、これがすごい渋滞。アメリカにもこんなすごい渋滞があるのか、と言うくらいです。私はなんと言うことはなしに、左車線に並びました。何となく右よりも進みが早いので、そのまま料金所まで行ってびっくり、左車線は「Fast Pass」(無人料金システム)専用の入り口です。しかし、料金所寸前まで情報なしで「はい、残念でした」はあまりにひどい仕打ちです。少なくとも、渋滞に入る段階ではそんな情報は一切ありませんでした。困っていると警察官がやってきました。「やれやれ助かった」と思ったら、彼らの執った処置は下り車線に車をぶち込むという血も涙もないものでした。いちおう渋滞の耐え忍んで料金所まで来たんだから何とかしてくれてもいいのに。くそ、だから料金所にあんなにたくさん警察官がいたんか。こうなったらもう一度渋滞に並ぶのは意地でもいやです。地図を見ると数マイル北に橋があります。高速にはつながっていないのでアクセスは悪そうですが、これしかない。高速を降りて橋を目指して一直線です。道は難しくないのですが、どうもまわりが怪しい雰囲気です。この辺ってきっとガイドブックで「危ないので近づかないようにしましょう」と書いてあるエリアですね。昼間から道ばたで寝ている人が一杯いるし、「仕事をくれ」と書いたプラカードを持っているお兄さんもいるし、何より駐車場の柵の上に蛇腹鉄条網が張り巡らしてあります。いやぁ、車で良かった。ちなみに橋は無料でした。

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